不妊治療

東大病院での 入院生活

東大病院での 入院生活

6月18日から始まった、 東大病院での 入院生活 。
入院当日から手術前日まで大忙しです。

クラークさん

まず、クラークさん(事務の人)に部屋を案内してもらって、部屋の使い方(シャワーの時間とかセキュリティボックスとか)を一通り教えてもらい、パジャマのサイズを確認されます。
パジャマは3Lとか4Lとか、とにかく大きい!
サイズがまったくわからないので、クラークさんに

「私どのくらいですか?」

と聞くと、3Lくらいじゃないかな~と。

人生でそんな大きなサイズ着たことが・・・・ない!
普段9号とかなんですけど!
と思いつつも、毎日患者さんを見てるクラークさんの言う3Lでお願いしました。
もちろん着てみてサイズが合わなければ変更も可能。
決定すると毎日同じサイズのパジャマを持ってきてくれます。

ちなみに3Lでよかったです。(ゆったり着られる方が体が楽)

担当看護師さん

その後、担当看護師さんが挨拶に来ます。
A3用紙いっぱいに書かれた入院から手術後2日目以降~退院前日までのスケジュールの説明をされます。
いつから薬飲むとか、いつ検査があるとか・・・

入院生活
入院生活

ちなみにこの時、持参しているお薬などがあれば、サプリメント等も含め回収されます。
(塗り薬も回収されました)

お薬はすべて病院で管理するため、こんなケースを渡されます。

病院のピルケース

お薬の量が増えてくると飲み忘れが発生することもあるそうで、朝・昼・夕・眠前の4種類の箱を渡されます。
×印のついたカバーがかけられているのは、「これ飲むのは今じゃない!」という印だそう。
寝る前に飲む薬があれば、そこに薬がセットされているということです。

入院当初はアレルギーのお薬を寝る前に飲んでるくらいだったので、病院からお薬処方されるまではずっとこの状態です。

一通りの説明後、採血・血圧・熱を測られます。
体温計もこの時配られます。

体温は毎日食後に測ります。
食事も主食・副菜をどのくらい食べたかの記載、一日の排便回数なども記録していきます。
なのでボールペン必須です。
あと毎週日曜に体重測定もあります。

栄養士さん

続いて栄養士さんの登場。
病院食で一番気を遣うのはアレルギー。
好き嫌いとかじゃなく、アレルギーでこれを食べると蕁麻疹が出るとか、そういう確認を行います。
私はラテックスとバナナ・マンゴー・キノコ類にアレルギーがあるので、栄養士さんが必死にメニューを確認してくれていました。

ちなみに、朝はパン食かごはん食か選べますが、基本はパン食だそうです。
主食の変更もでき、ごはん・全粥・おにぎり・パンと変更が可能です。
もちろん直前での変更はできないので、事前に看護師さんに変更依頼をすれば変えることができますが、次の変更をするまでずーっと同じになるようです。
(手術後一度リセットされるらしい)

朝食には牛乳がついてくるんですが、牛乳が飲めない人はコーヒー牛乳・豆乳・ジュース・フルーツ牛乳・ヨーグルトの中から選べます。

そのほか、おかずの形態も刻みやペーストにしてもらうこともできるようです。

薬剤師さん

間髪入れずに薬剤師さんの登場。
薬剤師さんも薬のアレルギーを確認しに来ます。

実は私、過去に喉の手術をした際、手術後にアナフィラキシーになったんです。
術後の抗生剤が合わなかったらしく、呼吸ができなくなり体中真っ赤になって吐血するという・・・(怖

なので、使える抗生剤の確認と、今飲んでいるお薬の確認をしました。

この時、座薬ができないとか、錠剤飲むのが苦手とかあれば伝えると、点滴などに変更してくれたりするようです。
(私は座薬ができないと言ったら、座薬しませんって言われました)

研修医の先生

研修医の先生は手術計画書を持ってきてくれます。
計画書に書いてあることは、これまで説明を受けてきたことで、大きなずれもないため確認後署名をしておしまい。

主治医の先生

入院当日は家族1名を呼んで、主治医の先生から手術の説明を受けます。カンファレンスルームで行います。
この時、はじめて主治医の先生に会いました。

何を目的とした手術で、傷口はどの辺になる、どのくらいの大きさになる予定、ここを切るから場合によってこっちに影響があればこっちも・・・みたいな予測での話でした。

私の場合、過去に開腹手術の経験があるため、その傷跡を切り取って(切除して)最後に縫合するそうです。
今まで10cmくらいだった傷も、15cmくらいになる、そしてもし悪性だった場合リンパの切除になるとさらに傷が広がるということでした。

今回は卵管癌の疑いのため、本来は両方の卵管・卵巣・子宮を一式切除するらしいのですが、なにせ不妊治療の真っただ中だったこともあり、できるだけ少なく切除する方向になっています。

卵管・卵巣の近くには腎臓や膀胱・大腸もあるため、それらに関するリスクの説明もあり、最悪の事態ここまで取りますよ~という感じで話がありました。
大腸に癒着していた場合、きれいに剥がせなかった場合は人工肛門になる可能性もあり、その場合可能であれば再建手術も行うと・・・結構怖い話です。

同意書関連のサインもこの時にたくさん行います。
不安に思っていることや、いろんな質問もこの時にできます。

のんびりしている暇はない

入院生活 はのんびりできる時間はありません。
朝の目覚めからおやすみまで、看護師さんがひっきりなしに来ます。
イヤホンしてテレビなんて見ている時間は皆無です。

起床(6:00)看護師さんが起こしに来る
↓看護師さん(日勤と交代する挨拶に来る人は来る)
朝食(8:00)看護助手さんが持って来る

食後(9:00)看護師さんが検温、血圧、酸素飽和濃度、採血に来る
↓(主に検査)
昼食(12:00)看護助手さんが持って来る

食後(13:00)看護師さんが検温、血圧、酸素飽和濃度を測りに来る
↓(看護助手さんがタオルとパジャマを持って来る)
シャワー(食後から夕食までに看護師さんが2回くらい来る)
↓看護師さん(夜勤と交代する挨拶に来る)
夕食(18:00)看護助手さんが持って来る

食後(19:00) 看護師さんが検温、血圧、酸素飽和濃度を測りに来る
↓看護師さん(アイスノンとか持ってきてくれる)
就寝(21:00)看護師さんが消灯しに来る

看護師さん夜中の見回りに来る

これが手術前の通常の状態。
これに薬剤師さんやドクターやらが来るので、本当に忙しい。

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実際に入院したお部屋については、こちらの記事で紹介しています。