「癌の疑い」と診断されました
東大病院からの電話で診察日を変更された時点で、うすうす感じてはいましたが、 「癌の疑い」と診断されました 。
病院に行くと、いつものIVF外来のドクターから、
「りんごさんの検査結果の所見がよくなかったので、別の科と連携取りながら治療したいと思っています。これから腫瘍科の診察になるので、まずそちらで詳しい説明を受けてください。治療が終わってからIFVに戻ってきてくれても大丈夫ですから。」
と、なんか怖い単語が出てきました。
続いて腫瘍科のドクターに呼ばれると
「りんごさんね、MRIの結果がよくなくて、手術することになりました。」
・・・は?
何、手術すること決まってんの??(笑)
ドクターの話を要約するとこうです。
- 「卵管癌疑い」との所見付きでMRIの結果が返ってきた
- 癌の疑いとの所見が出て、そうじゃなかったケースが今までない
- 自覚症状がない病気になるので、放置しているとあっという間に進行してしまう
- 緊急性があるわけではないが、半年放置などはできない
- カンファレンスでも話し合ったが、違うとは言い切れない
ちなみにMRIの検査を行った病院は、東大病院のドクターが読影をしに行っている病院だとか。
以前MRIを撮ったものと比較してみても、素人の私には違いが分からなかったけど、卵管と思しき場所に、ギザギザに見える白いものがあって、どうやらそれが引っ掛かった模様。
癌の疑いを指摘されることはうすうす感じてはいたものの、なぜか癌じゃないだろ~と思っていた私。
腫瘍マーカーが上がっていなくても癌になっている時がある、以前受けたPET-CTでも癌の所見はなかったが、それもすり抜けることがある・・・ということでしたので、結論として『開けて見なくちゃわからない』ということでした。
そして手術は6月に予定されていました。(来月じゃん!!)
この日、できうる限りの検査をして、手術に向けて検査の予約をすることになりました。
子宮体癌の検査
この日、腫瘍科のドクターの問診のあと、内診室で超音波の検査と、子宮体癌の検査を行いました。
子宮体癌の検査、めっっっっちゃ痛いです!!
もう二度とやりたくない・・・
通常の超音波の検査のように、膣から器具を入れて組織を採ってくるものなので、子宮頸癌の検査みたいなものかな~と思っていました。
が、全然違う!
子宮を掴んで、引っ張って組織を採るらしく、どんな状態になってるのかよくわからないけど、子宮を掴んだ状態が痛い!
引っ張られて苦しい!
組織採られて痛い!!
いやぁ、ドクターも「すごく痛いよー」って言ってくれたけど、やばいわ。。
あと、ちょっと出血したので、ナプキン小さいの必要です。
しばらく動けませんでした。
この診察の数日前に、乳癌検診は受けていたので、それらはなし。
半年くらい前にPET-CTも撮っているので、新たに撮ることはしませんでした。
手術の内容について
現時点で分かっている手術の内容についても話を聞きました。
まず、卵管・卵巣の癌を疑われる場合、そして癌だった場合は、卵管・卵巣・子宮一式切除するそうです。
が、私の場合は不妊治療をしていることもあり、なるべく温存しましょうということになりました。
なので、もし切除したとしても、指摘のあった左側の卵管だけ、もしくは、卵管と卵巣だけで、右側は残す方向に。
最悪の時はリンパも切除する可能性もあることまで教えてもらいました。
- 左卵管のみ切除
- 左卵管・卵巣のみ切除
- 左卵管・卵巣・リンパ切除
- 両側卵管・卵巣切除
- 両側卵管・卵巣・リンパ切除
- 卵管・卵巣・子宮一式切除
- 卵管・卵巣・子宮・リンパ切除
という感じで、状況に応じて器官の切除を行うようです。
ただし、今回問題となっている卵管ですが、いろんな病院で卵巣だと指摘されていました。
だけど、もしかしたら卵管でも卵巣でもなく、嚢胞だった場合は、嚢胞のみの切除で終わるそうです。
手術に向けての検査
一通りの説明が終わって、手術に向けての検査の説明と予約がありました。
- 造影剤を使ったCT
- 自己血貯血(2回)
- 外科の診察
- 大腸カメラ
- 血液検査
- PCR検査
- 婦人科の診察
造影剤を使ったCT
MRIは撮っているけど、念のため造影剤を使ったCTも撮りたいとのこと。
理由はMRIは骨を認識しないらしいんですが、CTは骨が白く映ります。
骨への転移がないかどうかを見るために撮るようです。
自己血貯血(2回)
手術の際に出血が多いと輸血が必要となります。
できれば自分の血液を保存しておいて、それを戻すほうが体に負担がないし、感染症などの心配もないため、元気なうちに自己血を保存しておきましょうということです。
念のためで800mlほど採るということで、2回に分けて行われます。
外科の診察
今回、婦人科の部位の手術ですが、女性器は大腸とも密接なつながりがあるとのことで、万が一癒着を起こしていて、それが大腸に癒着していたりすると、場合によっては大腸を傷つけてしまって人工肛門に・・・なんてこともあるそうです。
そのため、一度外科で診察を受けておけば、手術中にすぐヘルプで対応してもらえるという内部的な事情のようです。
が、大腸カメラやりたくないので、この診察の時に相談するということになってます。
大腸カメラ
大腸にポリープがあったり、何かトラブルがないか事前に確認するために行います。
もしポリープなどがある場合、手術中に一緒に処置したり、また術後のトラブルの原因になるかも確認が必要なんだとか。
実は大腸カメラは経験があって、私はすごく難しいタイプの人なのです。。。
ヤリタクナイナー
血液検査
自己血を採るにあたって、貧血状態にあったりするとできなくなるため、事前に確認します。
PCR検査
入院予定日の約1週間前に受けます。
コロナ禍ですからね、仕方ないことです。
婦人科の診察
検査の結果が出るたびに教えてくれる診察です。
先々スケジュールをどうするとか、そういう調整もしてもらうための診察です。
入院のお部屋
入院する病室についても説明がありました。
差額ベッド代のかからない4人部屋か、差額ベッド代5,000円で家具の仕切りがある4人部屋か、個室か・・・
差額ベッド代のない部屋だとすべてカーテンの仕切りだそうで、5,000円のお部屋だと家具で仕切られているのでプライベート感が増すんだとか。
さらに、5,000円の部屋だとバスタオル・フェイスタオル・バスマット・パジャマが毎日交換、アメニティーも最初の1回ですがついてくるそうです。
ということで、5,000円のお部屋を第一希望に、第二希望に差額ベッド代のないお部屋にしました。
個室なんて高すぎて無理・・・
診察費用
この日の診察費用は
5/17 8,520円(保険診療)