不妊治療

顕微授精と体外受精 結果

顕微授精と体外受精

採卵から1週間後の12月21日、採取した卵子と精子の 顕微授精と体外受精 を行った結果を聞きに行きました。
採卵時に8個の卵子が採れたと聞いていましたが、この8個のうち2個を体外受精、6個を顕微授精にしました。

精液所見

採卵日当日に採精した精子の所見についての結果もありました。

今回の所見自然妊娠の目安
液量3.7ml1.5ml以上
濃度33×10⁶/ml15×10⁶/ml以上
運動率78%40%以上
奇形率36%
精液所見

なんと!すべて自然妊娠の目安となる数値を上回る結果に!!
よくやった!夫よ!
頑張って亜鉛飲んだ甲斐があったね!

しかし、一番下に書いてある奇形率・・・・怖っ!!

余談:亜鉛について

亜鉛は男性ホルモンであるテストステロンの生成に必要な栄養素だそうです。
このテストステロンが増えると、精子量が増え、精子運動率が向上するんだそうです。

以前不妊治療の検査結果を記事でも書きましたが、夫は精子の運動率45.59%で、日本人の平均より低く、かろうじてWHOの基準(今回でいうところの自然妊娠の目安)を上回るくらいでした。
そのため、結果を受けてサプリメントを購入。
その成果なんでしょうか?
真実はわかりませんが、亜鉛は飲んだほうがいいのかもしれません。


体外受精の結果

体外受精とは、卵子に直接精液を振りかける方法。
体の外ではありますが、自然受精に近い形の受精方法です。
精子の意思で卵子に潜り込んで受精していくことになるので、精子に元気がないと多分ダメなやつ・・・

結果は2個とも受精しました!

が、正常受精に進んだのは1個だけ。
もう1個は途中で分割が止まってしまったんだとか。
うぅむ、残念。
結果、体外受精では1個の正常受精が確認できました。

顕微授精の結果

顕微授精とは、卵子に直接針を刺して精子を注入する方法。
顕微授精では未熟卵や変性卵(細胞がもともと壊れている卵)を除いた成熟卵のみに実施しているそうです。
今回6個の卵子が顕微授精に挑んだわけですが、実際に実施できたのは4個でした。
つまり2個は未熟卵や細胞が壊れている変性卵というわけです。
実施した4個の卵のうち、3個に精子が入ったものの、2個は受精が確認できず、もう1個は異常受精となりました。
結果、顕微授精は惨敗・・・。

8個の採卵で正常受精1個

8個採卵できたものの、正常に受精したのは結果として1個だけでした。
非常に残念・・・

しかし、顕微授精による強制的な受精方法よりも、自然受精に近い体外受精で受精したもののほうが結果も割合もよかったのには驚きました。
むしろなんか嬉しい。

受精卵の様子

採卵から3日後

採卵から3日後の受精卵の様子

写真の上段は顕微授精したもの。
2個が精子は入ったものの、きちんと受精しなかったもの。
1個は受精したものの異常な細胞分裂をしてしまったものだそうです。

そして下段のものは体外受精で受精したものです。
きれいなお花の形してますね。

採卵から5日後

採卵から5日後の受精卵の様子

この1個が唯一残った受精卵です。
この受精卵が分割期胚→初期胚盤胞→完全胚盤胞→拡大胚盤胞・・・と成長していくようで、この時点で私の受精卵は初期胚盤胞になりかけ・・・という感じみたい。

この受精卵が凍結保存されるわけです。
凍結胚(凍結された受精卵のこと)は採卵日から1年間保存されます。

胚移植はいつ?

次はこの凍結胚を子宮に移植することになるのですが、採卵をすると卵巣が腫れるため、腫れがひいてからやるとのことでした。

ですが、私の場合はもともと卵巣が肥大していて、自然妊娠すらリスキーであるため、次回、産科のドクターと面談することとなりました。

つまり、移植するタイミングをどうするのか話し合いをする感じです。
年明けに産科の偉いドクターと面談し、その後またIVF外来で方針を決めることになりました。

診察費用

この日の診察費用は

288,134円(自由診療)

採卵後の顕微授精、胚盤胞になるまでの培養、凍結保存料などが含まれているため高額です・・・

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東大病院での採卵の詳しい内容については、こちらの記事で紹介しています。