不妊治療

リスキーなお産

リスキーなお産

不妊治療で妊娠して出産する場合、私のお腹の中にある大きな何かは、 リスキーなお産 になる可能性を秘めた爆弾です。
最初に行った松本レディースクリニックでも、そのリスキーさを指摘され、東大病院を紹介されました。
詳しくはこちら。

東大病院でもその見解は同じらしく、採卵を終えて移植をするにあたり、産科のドクターとどんなふうにリスクがあるのかなどを説明を聞きながら今後について話し合うことになりました。

ちなみに、この『お腹の中にある大きな何か』と言ったのは、大きな何かが特定できていないからです。
ある病院では「卵巣である」と言われ、またある病院では「卵管である」と言われ・・・
結局なんなのかよくわかりません。
というのも、画像診断上ではわかりにくいものらしく、それらを上回る大きな「何か」があるらしいのです。

産科で診察

まだ妊娠すらしていないのに、産科で診察することになるとは夢にも思いませんでした。

この日は夫婦そろっての診察。
内容としてはこの『大きな何か』が妊娠中にどう作用するのかと、この『大きな何か』が何者であるか。

妊娠中にどう作用するか

仮に妊娠した場合、この『大きな何か』が破裂する可能性。
そして破裂した際、その中にある体液に、感染症のリスクがある可能性。
この『大きな何か』が子宮のふくらみに合わせてねじれてしまう可能性。

聞いてるだけで怖い・・・

妊娠中に子宮も大きくなり、その『何か』が押しつぶされて破裂してしまうと、当然痛くなります。
そうなると、そこを出血点として失血死してしまう可能性があります。(一度経験済み)
そのため、手術が必要になります。
ねじれてしまった場合も同じ。
のたうち回るような痛みを伴い、血液が回らなくなって幹部が壊死してしまうんだそう。

何者であるか

この『大きな何か』が卵管が肥大したものなのか、癌細胞を含む何かなのかがはっきりしていません。
実は、採卵誘発を始める前に、PET-CTという癌を調べる検査を受けています。
腹部のCT検査で、特殊な薬剤を点滴で体に入れて行います。
一応この検査で、癌の所見はないという結果はもらっていますが、稀にこの検査をすり抜けるものもあるんだとか。
認知度の高いものだと腫瘍マーカーなどがありますが、その数値が上がってきていなくても癌であることがあるそうで、結局のところ手術してみないと何もわからない・・・ということでした。

治療が先か、移植が先か

私の場合はこの『大きな何か』を治療するのが先か、それともそれを無視して移植をするのかを選択することになります。
年齢的なものもあるので、個人的には移植を先にしたい。
そして、運よく妊娠できて、出産する際に帝王切開にしてもらって、その時に一緒に手術するなんてことはできないんだろうか・・・とか思っていましたが、そんなに都合よくはいきません。

移植前にできうる限りの検査をした結果、遅かれ早かれ治療は必要とのことでした。
ただ、ドクターの話によると、どちらを先にしてもいいとのこと。

治療をする場合、確実に手術になるそう。
手術になると、術後一か月は当然移植はできない。
今から手術を手配すると、最短でも2ヶ月とかはかかりそう。
つまり、早くても移植は夏ごろ。
治療をしてからだと、子宮の環境もよくなるとか・・・。

私個人としては、身内に癌の人が多い癌家系ではあるけれど、自分が癌ではないと思っています。
なぜなら、過去にも卵巣が破裂して救急車で運ばれたことがあるので、おそらくまた卵巣が肥大しているか、腹水がたまっているかのどちらかだろうと思っています。

ということから、先に移植をしてから、決めることにしました。
決め手は、お産の時も東大でお世話になることという提案を、ドクターが受け入れてくれたからです。

そして、今回移植にあたって、一度低用量ピル(ルナベル)を飲むことになりました。

移植の準備

過去に卵巣が肥大して歩くのがつらいほど痛かった時、ルナベルを飲んで卵巣が小さくなり、たまっていた腹水がなくなったことがあります。
そのため、今回も同様に、移植までの2ヶ月間、ルナベルを飲むことになりました。

ルナベルを飲んで、多少でも子宮内環境を整えようという魂胆です。

途中様子を見て移植の日程を決めることになりました。

診察費用

この日の診察費用は

1/13 430円(保険診療)

不妊治療 関連記事

不妊治療関連の検査の内容については、こちらの記事で紹介しています。